講師にインタビュー!(3)

こんにちは。
もう8月に入り、いよいよ夏本番ですね。
いかがお過ごしでしょうか?
夏バテに気を付けつつ、充実した夏を過ごせるように元気に過ごしたいですね。

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さて、今日は「講師にインタビュー!」です。
前回同様、講師の方にインタビューする企画です。
弊社には、ICT全般に精通した幅広い知識を持つ講師が揃っています。
その中から数名の方にインタビューさせていただきました。
全部で3つ質問があり、講師に関しての内容と個人的な内容をお答えいただきました。
第3回目はT.Kさんです。
それでは早速見てみましょう。

【質問1】講師をするうえで、意識されていることを教えていただけますか?

T.Kさん:「わかった」で安心しないことです。

受講者が「わかった」と言っていても、一部を勘違いをしていたり根底を理解せずに表面的な部分だけを覚えたりしていることがあります。
講師から個別に質問をしたり研修中にミニテストをしたりしても、一見は正しく答えるので理解が不十分であることに講師は気付きません。

私が重視するのは、受講者で話し合うこと、教え合うことです。

私が担当する研修は多くの場合、グループワークを含んでいます。
グループワークで受講者同士が教え合うと、教えているうちに受講者自身が勘違いや理解不足に気付きます。
そして、多くの場合、受講者同士で話し合いながら推論し考えて正しい結論に至ることができます。

新人研修のように受講者同士の仲が良い研修では、休み時間の会話も重要です。
講師には「わかりました」と言っていても、休み時間の受講者同士では「わかった気がするけど不安」などの本音を言っていることがあります。

休み時間のちょっとした会話、受講者同士で教え合うときの話し方や話す順序、こうしたところに「わかった」が本当かが表れます。

こうした「わかった」が本当かどうかがわかるチャンスを見逃さないようにしたいと思っています。

【質問2】講師をするうえでのやりがいと、大変なことを教えてください。

T.Kさん:先に大変なことですが、研修を企画する側、研修を受ける側、そしてその研修に社員を送り出す職場の方(直属の上司や同僚)の側、全員のニーズを満たすことです。

研修の企画側が「こうなってほしい」という社員像と、研修を受ける方やその上司・同僚が「こうなりたい/こうなってほしい」という人物像が異なることになります。

例えば、研修の企画は受講者が所属している職場のニーズを満たすために計画されるだけでなく、会社が今後に目指すプランや将来の展望に基づいて計画されることもあります。
こうした研修の場合、企画者は「こうなってほしい」と熱心に研修を実施しますが、受講者は「こんなことを覚えてどうするんだ」と熱意に欠けていることが見受けられます。

研修を企画される方のイメージを現実に変えるのが私たち講師の最大の使命ではありますが、企画された方だけが満足されればそれで良いというわけではありません。

研修が終わったときの声、あるいはその後のアンケートなどで、研修を企画した方、受講者、その受講者が所属される職場、すべての方から「良かった」と言われることが、一番のやりがいを感じます。

【質問3】時間があれば何をしたいですか?(例:○○に写真を撮りに行きたい、など)

T.Kさん:旅行に行きたいです。かなり前に大塚美術館に行ってまる一日鑑賞したのですが、それでもすべての作品をゆっくりは見られずに時間切れしたのでリベンジしたいです。

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ありがとうございました。
真の意味で「わかった」と思ってもらえるように、ただ教えるだけではなく受講者同士で話し合う事も重要視しておられることが分かりました。
研修を企画する側も受ける側もどちらも満足できるように、色んなことを考えながら講師の務めを果たしておられることに感謝できます。
コロナが終息したら、ぜひゆっくりと美術館を満喫してきてくださいね。

読んでくださってありがとうございました。
今日も楽しい一日になりますように。
DSN社内研修サポート担当のSでした。

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